- ビジネスカードは駐在員でも作れる!
- 申請のポイントは「個人事業主」。
- ビジネスカードはChaseの5/24ルールの対象外!
- 普段使いの特典は使い勝手が悪いことも。
どうも!
底なしのクレカ沼にどっぷりとハマりつつあるじーこ(@5_to_fire)です!
アメリカのクレジットカードは作っただけで大量のマイルやポイントがGETできるとあって、効率よくクレジットカードを作ることがアメリカライフの充実に直結します。
そこで考えたいのが、ビジネス(法人)カードの発行です。
「駐在員だとビジネスカードは作れないよな…」なんて思っていませんか?
実は、特にAmerican Express(以下、Amex)では駐在員でも簡単にビジネスカードが作れるんです!
先日、AmexのMarriott Bonvoy Businessを作りました!
もちろん、正規の方法です。
なぜビジネスカードが作れるのか?というと、Amexは個人事業主を含む小規模事業者を積極的に応援している企業だから。
そこで今回は、実際に僕が作ったAmexのMarriott Bonvoy Businessを例に誰でもビジネスカードを簡単に作る方法を解説します!
Contents
ビジネスカード申請の2ステップ
先日、AmexのMarriott Bonvoy Businessを申請し無事手元に届きました!
このときの経験をもとに、ただの駐在員(会社員)でもビジネスカードを作る方法を解説します!
ポイントさえ押さえれば、拍子抜けするくらい簡単です!
ポイントは「個人事業主」として申請すること!
【STEP①】ビジネス形態を入力
ビジネスカードの申請に必要な最初のSTEPは「ビジネスの形態」についてです。
ちょっと待って…。会社員だから事業なんて何もしてないよ!
という方も大丈夫!
ポイントは「個人事業主」として申請することです。項目ごとに詳しく見ていきます!
①Legal Business Name 事業を所有する個人・団体の正式名 | 個人名で可 |
②Business Name on Card カードに記載される名前 | 個人名で可 |
③Company DBA Name 屋号 | Company does not hace a DBAにチェック |
④Business Address 事業所の住所 | 自宅住所などで可 |
⑤Business Phone Number 携帯電話番号 | 個人の携帯番号で可 |
個人事業主として申請するので、ここまでは自宅兼事務所のような感覚で自宅住所や個人名で問題ありません。
押さえるべきポイントはここからです!
⑥Industry Type 事業の種類 | 「Other」を選択 |
⑦Company Structure 企業構造・組織 | 「Sole Proprietorship」(個人事業主)を選択 |
⑧Years in Business 事業年数 | 「Less than one year」(1年未満)で可 |
⑨Number of Employee 従業員数 | 個人事業なので「1」と入力 |
⑩Annual Business Revenue 年間の事業所得 | こちらは会社員としての年収を入れれば可 |
⑪Estimated Monthly Spend 毎月の使用額概算 | ⑩の金額を上回らないよう設定 |
⑫Federal Tax ID 連邦税のID | 「個人事業主」を選択すると項目自体消えます |
⑬Role in Company 会社での立場・役割 | 「General Manager」を選択 |
ポイントは⑦の企業構造で「個人事業主」に該当する「Sole Proprietorship」を選択することです!
また、⑩の事業所得と⑪の月間使用額のバランスにも一応ご注意ください。
所得を大幅に超えて使うような設定にならないように入力してください。
とは言え、厳密に計算する必要は一切ありません。僕も適当に$3000と入力して通りました。
【STEP②】個人情報を入力
ビジネス形態を「個人事業主」として申請すれば、残すは個人情報の入力のみです。
「ビジネスアドレスと自宅住所が同じ」の項目にチェックを入れれば、入力を省くことができます。
あとは生年月日やSSNなどを入力するだけで申請は終了です。
おおよその場合、すぐに結果が出て作れるかどうか分かるはずです。
僕の場合は申請直後にアプルーブ(許可)されました。
個人なのにビジネスカード作るの大丈夫!?
駐在員でも簡単にビジネス(法人)カードを作る方法を解説しました。
でも中には・・・
一切事業なんてしてないのに作って大丈夫かな…
と心配される方もいらっしゃると思います。でも大丈夫。
Businessと言われるとどこかに事業所を構えて…と考えがちですが、フリーランスはもちろん、ウーバーイーツの配達員などもBusinessと捉えられています。
もっと言えば、フリマサイトで不用品を売ったことがある!という経験も、Businessに該当するんです。
今回、僕が実際にビジネスカードを作った際にも事業の登記などは一切求められず、上記の2STEPのみで申請は完了しました。
特にAmexは個人事業主を含むSmall Business(小規模事業者)を積極的に応援していますのでビジネスカードの申請を考えている駐在員にとってはとっても強い味方です。
ビジネスカードのメリット2選
ここからは、ビジネスカードを作ることで得られるメリットを2つご紹介します。
- サインアップボーナス(入会特典)がもらえる!
- Chaseの5/24ルールの対象外
ビジネスカードで入会特典をGET!
アメリカでクレジットカードを複数作る大きな理由はサインアップボーナス、つまり作ることでもらえる特典です。
日本の比ではないマイルやポイントがもらえるため、入会特典だけでホテル代や飛行機代を賄って旅行を楽しむ!なんてことが一会社員でも可能になってしまいます。
僕が今回作ったAmexのMarriott Bonvoy Businessの入会特典を簡単にご紹介するとこんな感じです。
最初の3カ月で$5000を使うと・・・
- マリオット系列のホテル予約などで使える12万5000ポイントGET
- 5万ポイントまでの1泊無料宿泊券
- 毎年3万5000ポイントまでの無料宿泊券 2泊分
作って条件を満たすだけでこれだけの特典ですから、すごい爆発力。
Chaseの5/24ルール対象外
アメリカのクレジットカードでAmexと並び人気のChaseですが、5/24ルールというものがあります。
詳しくは下記の記事にて解説していますが、24カ月で5枚のクレジットカードを作った人はChaseのクレジットカードを新たに作れないという縛りです。
AmexやChaseなどすべての発行元で5枚までのため、効率よくマイル・ポイントを貯めたい人にとっては大きな制約になっているんですよね。
ただ!ビジネスカードはこのChaseの5/24ルールの5枚には含まれないんです。
5枚にカウントされずに新たにクレジットカードが作れて、マイル・ポイントがザクザクもらえるって素敵すぎません?
カウントされないのは、パーソナルカードの履歴にビジネスカードの発行履歴は影響しないためです。とは言え、支払いが滞ったり踏み倒したりすればクレジットスコアに悪影響ですのでご注意くださいね。
ビジネスカードのデメリット
メリットに次いで、デメリットもご紹介します。
- 入会特典の達成条件が高め
- パーソナルに比べて利用特典が弱いケースも
入会特典の達成条件が高め
魅力的な入会特典ですが、個人用のパーソナルカードに比べて条件が厳しい傾向にあります。
例えばAmexのプラチナカードをビジネスとパーソナルで比較してみます。
パーソナルカード | 項目 | ビジネスカード |
$695 | 年会費 | $595 (2022年1月13日~ $695に) |
10万ポイント | 入会特典 | 12万ポイント |
入会後最初の6カ月で$6000使用 | 条件 | 入会後最初の3カ月で$15000使用 |
入会特典のポイント数はビジネスカードの方が多く魅力的ですが、注目は条件です。
パーソナルの場合は期間が6カ月あり、$6000の使用で条件達成です。
ただ、ビジネスカードは期間は半分の3カ月で使用額は倍以上の$15000となっています。
$15000というと、約170万円です。
大きな買い物や旅行が控えている!など使う目処が立っていないとなかなか厳しい条件ですね。
とは言えこれはAmexプラチナだからこその条件というもの事実。
僕が作ったMarriott Bonvoy Businessの条件は3カ月で$5000利用です。これでもパーソナルの条件に比べると高めではありますが実現不可能なレベルではないですよね。
ご自身の生活、今後の予定を踏まえて作るビジネスカードを検討されてみるといいですね。
パーソナルに比べて利用特典が弱いケースも
次に、普段使っていく中でもらえる特典について考えてみます。
同じくAmexのプラチナカードで比較してみると・・・
- Amex Travel経由で飛行機・ホテルを予約するとポイント5倍
- ホテルで使える$200のクレジット
- 毎月$15ウーバー(タクシーやイーツ)で使えるクレジット
パーソナルカードの方は、ホテルや毎月ウーバーで使えるクレジットなど普段使いを念頭にした特典が並びます。
一方のビジネスカードは・・・
- Amex Travel経由で飛行機・ホテルを予約するとポイント5倍
- ビジネスカテゴリー使用でポイント1.5倍
- Dellやindeedなどで使えるクレジット
Amexのポータルサイトを通じて航空機やホテルを予約した際のポイントなどはパーソナルと同じですが、ウーバーなどのクレジットはありません。
代わりに、ビジネスシーンでよく使いそうなもののクレジットが付与されることになります。
ビジネスカードですから、特典もビジネスシーンに合わせたものに変わるのは当然のことですが、会社員・駐在員としては使い勝手が悪い…というケースも多いので検討される際の判断材料にされることをオススメします。
僕が作ったようなホテル系のビジネスカードであれば普段使いにも応用できますのでオススメです!
ビジネスカードを上手く使って充実の北米ライフを!
駐在員がビジネスカードを作るための具体的な方法とポイントを解説してきました。
実際にやってみると、本当に拍子抜けするほど簡単です。
Amexに限って言えば、それだけ小規模事業者に寄り添ってくれているということでしょう。
「会社員だから無理だろうな」なんて思わず、作りたいカードがあれば狙ってみることをオススメします。
ビジネスカードの最大のメリットは、Chaseの5/24ルールに関係なく作れて入会特典(サインアップボーナス)がもらえることです。
達成条件が厳しめなのが玉に瑕ですが、達成できれば無料で飛行機に乗ったりいいホテルに無料で泊まれたり…可能性がかなり広がること間違いなしです。
ポイントの活用事例なんかも徐々にご紹介できればと思っています!
では、また次回。
皆さまの日々が豊かなものになりますように!