- アメリカの銀行口座には「決済用」と「貯蓄用」がある!
- 貯蓄用の中でもAmexのHigh Yield Saving Accountがオススメ!
- 理由は高利率で万が一の保証があり、日本帰国後も維持できるから。
- アメリカ駐在なら銀行を使い分けて資産形成をブーストしましょう!
どうも!じーこ(@5_to_fire)です!
早速ですが…アメリカ駐在者はアメリカの銀行口座を開設するのがマストになりますが、いつまでも利息のつかない銀行を使っていませんか?だとしたら損です!
日本にいながら開設できるユニオンバンクをそのまま使っている人も多いと思いますが、実はAmex のHigh Yield Saving Accountという口座を開設すると日本とは比べ物にならないくらいの利息を得ることができます!
聞き慣れない言葉ですが、口座開設も簡単!さらに、いつでも引き出し可能です!魅力たっぷりな Amex のHigh Yield Saving Accountをオススメする5つの理由に加え、デメリットもしっかりとご紹介します。
預けておくだけで差が出るなら作らないと損!というのが僕自身の感想です。アメリカに駐在している人も、これから駐在する人にも有益な情報となっていますので是非最後までご覧ください!
《更新》2023年5月31日付で利息が4.0%に上がりました!
コンテンツ
そもそもHigh Yield Saving Accountって?
アメリカの銀行口座の種類から簡単に解説します。アメリカの銀行口座は主に2種類に分けられます。
- Checking Account=決済用
- Saving Account=貯蓄用

Checking Accountは決済用の口座です。クレジットカードや家賃の引き落としなど、普段使いで活躍する口座です。日本でいう普通預金口座に近いですね。Checking Accountの場合は利息は日本と同様、ものすごく低いかゼロの銀行もあります。
これからアメリカ駐在を控えている人であれば、最初に選択肢に入るであろうユニオンバンクの金利はゼロです。
- ユニオンバンクの基礎情報は≪アメリカ駐在必見!「Union Bank」アクティベートまで完全解説≫
- ユニオンバンク買収について≪UnionBank買収でどうなる!?気になる疑問、カスタマーセンターに聞いてみた!≫
一方のSaving Accountは読んで字のごとく、貯蓄用の口座です。Checking Accountよりも利息が高く、当面使わない資金を貯金しておく口座になります。
Saving Accountの中でも高金利の口座を、High Yield Saving accountと呼んでいます。High Yieldを日本訳すれば「高金利」。まさにそのままです。実店舗をもたないネット銀行が提供していることが多いです!
AmexのHgh Yield銀行口座がすごい!5つの理由
Amexとは、クレジットカードでおなじみのAmerican Expressです。Amexゴールドやプラチナは日本でも人気のクレジットカードなので一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?このブログの読者の方であれば、一度どころか頻繁に出てくるワードです。
そんなAmexですが、アメリカ駐在であれば高金利のHigh Yield Saving Accountを作ることができるんです。駐在員の資産形成の強い味方になること間違いなしの5つの理由は以下のとおりです。
- とにかく高金利!
- 最低預金額の縛りがない
- 万が一の保証がある
- 月に9回まで引き出し可能
- 日本帰国後も維持できる
【魅力①】とにかく高金利!
これがなきゃ始まらないのが高金利な点です。
2023年5月31日現在、AmexのHigh Yield Saving accountの金利は4.0%になっています。日本の銀行で言えば、一般的な金利は0.02%前後ですよね。となると単純計算で200倍以上です…驚愕。
100万円を預けた場合… | 1年後の利息 |
日本の一般的な銀行口座 0.02%の金利 | 200円 |
AmexのHigh Yield Account 4.0%の金利 | 40,000円 |
同じ100万円でもたった1年でこれだけの差に…!!ちなみに、AmexのHigh Yield Saving Accountの場合は毎月利息が受け取れます。
【魅力②】最低預金額の縛りがない
AmexのHigh Yield Saving Accountであれば、最低預金額の縛りがありません。
口座を作ってはみたものの預けられるお金が手元にないんですよね…という場合でも大丈夫。口座に$1も預けなくても手数料をとられる心配がないためです。資金に余裕ができた時に預けるイメージで、先に口座を開設しておくというのも手だと思います。
High Yield Saving Accountは実は、Amex以外にもあります。Amexよりも高金利のものもありますが、中には最低預金額を下回ると手数料がかかるものもあります。

Amex以外のHigh Yield Saving Accountを選ばれる場合はどんな条件なのかを調べることを強くオススメします!
【魅力③】万が一の保証がある
AmexのHigh Yield Saving AccountはFDICに加盟しています。FDICとはFederal Deposit Insurance Corporation=連邦預金保険公社のことです。
簡単にいえば、Amexが経営破綻した場合でも資産を保護してくれるということです。保護してくれるのは$250,000まで。日本円にすれば約2,800万円まで保証されていることになります。
High Yield Saving Accountは、ネット銀行などが主に提供しているサービスです。
中には高金利だけど聞いたことがない会社もあります。開設前には条件とともにFDICに加盟しているかどうかも必ずチェックしてください。ご自身の資産を守るためには必須です!
【魅力④】月に9回まで引き出し可能
日本の定期預金だと、必要な時に引き出せないリスクがありますが…AmexのHigh Yield Saving Accountは月に9回までなら引き出しが可能です!

以前は6回が限度でしたが、2020年4月に改訂されました。デポジット=預け入れの回数に制限はありません!このアクセスの良さも大きな魅力です。
僕は普段、High Yield Saving Accountに入れておいて金利を受け取り、旅行や物入りの時には決済用のChecking Accountに必要な分だけ資金を移しています。こうした銀行間の送金は、事前に紐づけておけば簡単かつ一瞬でできます。
High Yield Saving Accountとよく比較されるのは、CD=Certificate of Deposit(譲渡性預金)です。
CDはHigh Yield Saving Accountよりも金利が高いことが売りですが、契約期間の半年や1年が経過しないと引き出せません。
途中解約はペナルティの対象で、せっかくの高い利息を満額受け取れないことがほとんどです。資金の流動性を重視する方は、金利の高さだけで選ばないようご注意ください。駐在員であれば、CDよりもHigh Yield Saving Accountの利用をオススメします!
【魅力⑤】日本帰国後も維持が可能!
5点目は、駐在員にとっては非常に重要。帰国後も維持できるという点です。
駐在期間が終わっても資産の分散としてドルをそのまま持ち続けたい人もいるかと思います。であればより一層、金利が高い口座に預けておきたいですよね。AmexのHigh Yield Saving Accountなら、それが可能です。
Amexとは別のHigh Yield Saving Accountを選ばれる場合は、帰国後は維持できないものもありますのでご注意くださいね!
AmexのHigh Yield Saving Accountのデメリット
駐在員にオススメのAmexのHigh Yield Saving Accountですが、実際に使ってみて感じたデメリットをご紹介します。
あえて言えば…ですが実店舗がないのでトラブルなどの際は電話対応のみとなる点です。
僕は一度、クレジットカードの関係で電話したことがあります。
電話番号は自分のアカウント画面に載っていて見つけやすいですし、長時間待たされるということもなく。そしてたどたどしい僕の英語でもちゃんと理解してくれて悩みは解決しました!
最初はやはり心理的なハードルは高いと思うのでデメリットとして挙げましたが、正直なところ痛いと思ったことはありません。
Amexの「High Yield Saving Account」開設方法
ここからはAmexのHigh Yield Saving Accountの開設方法を順にご説明します。
- 米国内の住所
- 米国の携帯電話番号
- ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)
いずれも駐在員なら誰だって持っているものばかりですが、これだけで手続きはできます。

検索していただくとこんな画面が出てきます。【Open an Account】をクリックすると確認事項が出てきます。

- 18歳以上であること。
- 米国民/SSN保有など米国に住所があること。
- 個人用で使うこと。
問題なければ【Begin】をクリックしましょう。次に進むと、「joint accountか?」と聞かれます。

ジョイントアカウントは、自分以外の家族などと共有するアカウントのことです。
特にこだわりがなければ【No】を選びましょう。その方が手続きがシンプルになります。その後は個人情報の入力画面になりますので、項目に沿って回答していくだけです!
High Yield Saving Accountで資産形成を加速!
高金利のHigh Yield Saving Accountを実際に使ってみて、駐在員なら作らなきゃ損!と思う理由5つをご紹介しました。
- とにかく高金利!
- 最低預金額の縛りがない
- 万が一の保証がある
- 月に9回まで引き出し可能
- 日本帰国後も維持できる
実店舗がないことで生じる不便さもあるかもしれませんが、だからこそ高金利が実現している側面もあります。
日本では銀行に預けていてもお金は増えないと言われて久しいですが、アメリカの場合はうまく銀行口座を使い分ければリスクなしで資産を増やせる状況です。
コロナショックで一時金利は0.4%ほどまでに下がりましたが、回復するにつれてどんどんと増していて2023年5月31日には脅威の4.0%まで上がりました!
開設するのにお金は不要です。作ってみたいという方はコチラからできます。
普段使い用のChecking Accountではほとんど金利がつかないので、毎月の生活費に余裕がありChecking Accountにお金が貯まっているようであれば、これを機にAmexのHigh Yield Saving Account開設をオススメします!
High Yieldのアカウントで高い利息を受け取りつつ、アメリカのクレジットカードを活用することで実費負担が少なく旅行を楽しむことができます。
旅行で浮いたお金をHigh Yield口座に移して・・・を繰り返せば資産形成はグッと効率よくなると思います。
では、また次回。
みなさんの日々が豊かなものになりますように!