- Union Bankは2022年春ごろからUSバンクに。
- USバンクは業界5位、地銀としては最大規模。
- アメリカ中西部などを中心に支店展開、デジタル部門に重点的に投資。
- Union Bankのメリット「日本で口座開設」はUSバンクでも可能に!
- メリットは維持されたまま使い勝手が向上する見込み。
ユニオンバンクが買収とニュースで聞いたけど大丈夫!?
日本で口座を作ろうと思っていたのに!
2021年9月、アメリカ駐在員にとって大きなニュースが駆け巡りました。
三菱UFJフィナンシャル・グループは21日、傘下の米ユニオンバンクの全株式を米銀5位のUSバンコープに売却すると発表した。対価の一部としてUSバンコープ株を取得し、デジタル化投資に積極的な同行との業務提携も模索する。
出典:ロイター通信
日本でも口座開設ができ、日本語カスタマーサービスが受けられることで駐在員の強い味方だったUnion Bankの買収が発表されたんです。
これからアメリカ駐在を控えている人や今駐在している人にとっては、今後どうなるのか!?気になるところだと思います。
そこで今回は、Union Bankユーザーである僕がカスタマーセンターに電話して聞いたことを記事にまとめてみようと思います!
結論、ユーザー目線では悪い話ではなさそうですよ!
Contents
Union Bankを買収!USバンクとは?
そもそもUnion Bankについてですが、カリフォルニア州を拠点にオレゴン州など西海岸を中心に340ほどの支店を構えるアメリカの地方銀行です。
2008年に三菱UFJ銀行(当時は三菱東京UFJ銀行)が完全子会社化し、グループ傘下となりました。
そのおかげで三菱UFJ銀行を経由して、日本にいながらUnion Bankの口座を開設することができるなど、駐在員にとっては強い味方でした。
詳細は過去の記事を参考にしてください。Union Bankの4つのメリットなどについて解説しています。
そんなUnion Bankの株式が、USバンコープに買収されることが発表されました。
USバンコープが保有するのが、アメリカで銀行業界5位のUS Bank(USバンク)です。
2022年4月ごろから、Union BankからUSバンクに変わることが発表されています。
- USバンコープ本社はミネソタ州ミネアポリス。
- USバンクはアメリカ中西部や西海岸を中心に展開。アメリカ最大規模の地方銀行の1つ。
USバンクの強みは、デジタル部門です。
ユニオンバンク買収のリリースの中でも「デジタル化」を今後さらに広げていくことを表明しています。
USバンクは顧客が好きな方法、時間、場所で金融機関と取引できるよう革新的な技術への投資を続けています。新型コロナウイルスの大流行により、USバンクの取引の80%はデジタル化されており、この傾向は今後も続くと予想されます。
(中略)
最近では、「US Bank Mobile App」をリリースしました。USバンクはすべてのモバイルバンキングの総合評価でもトップでした。USバンクは優れた機能性と幅広いサービスを提供できる業界最先端の技術をユニオンバンクの顧客に提供します。
出典:USバンクHPより
デジタル部門が充実することは、ユーザー目線に立てば悪いことではなさそうです。
Union Bank買収でどうなる!?気になる疑問聞いてみた!
規模の拡大やデジタル部門での機能面は拡充しそうですが、駐在員にとって重要なのはUnion Bankのメリットが今後どうなるのか?という点です。
ここからは、実際に僕がUnion Bankのカスタマーサービスに電話して聞いたことをまとめていきます!
リアルUnion Bankユーザーの僕が気になる点は以下の5つです。
- 買収後でも日本で口座開設はできる?
- 日本語カスタマーサービスはどうなる?
- 帰国後も口座の維持はできる?
- 支店数や手数料に変化は?
- 開設済みのUnion Bankの口座番号などは変わる?
結果はいかに・・・!?
疑問①買収後でも日本で口座開設はできる?
結論。「これまで通り日本から口座開設できる」とのこと!
これから駐在を控える人にとっては朗報ですね!
Union Bankは三菱UFJ銀行のHPから申し込むことができ、日本にいながら口座開設ができることが最大の魅力でした。
この点に関してカスタマーサービスに聞いたところ、三菱UFJ銀行が窓口となり日本での口座開設に引き続き対応するとのことでした。
僕が知る限り、日本にいながらアメリカの口座を開設できるのはUnion Bankだけなので、この強みが維持されるのは駐在員にとっては引き続き大きなメリットになりますね。
疑問②日本語カスタマーサービスはどうなる?
「日本語カスタマーサービスは今後も続く」ということでした!
こちらも朗報。日本からの口座開設同様、日本語カスタマーサービスについても引き続き継続されます。
正直、僕も渡米直後は日本との違いに色々と戸惑い、日本語カスタマーサービスには何度かお世話になりました。英語で銀行口座について問い合わせるって、なかなか精神的負担が大きいので助かりました。
疑問③帰国後も口座の維持はできる?
こちらの結論も「これまで通り維持できる」とのことでした!
いずれ帰国する駐在員にとっては、帰国時のドルをどうするか問題は付き物です。Union Bank改めUSバンクでも口座維持は可能とのことですので一安心ですね。
疑問④支店数や手数料の変化は?
結論から言うと・・・
支店・ATM数 | 大幅に増加 東海岸にも支店あり |
手数料 | 維持される方向で調整中 |
まずは支店数についてですが、こちらはUSバンクに買収されることで大幅に増えることになります!
Union Bankのデメリットの1つは、西海岸にしか支店やATMがないことでした。
一方、USバンクは東海岸のニューヨークやボストン、ワシントンDC周辺にも支店がいくつもあります。
また、冒頭で触れた通りUSバンクはデジタル化にも力を入れています。
そういう意味では、ATMや支店などへのアクセス性に加え、デジタル化による利便性が同時に向上するのでは、と期待がもてるニュースです。
とは言え、口座維持に関する手数料などが跳ね上がってしまっては元も子もありませんので聞いてみました。
回答としては「手数料は維持される方向で調整」とのことでした。
まだカチッと決まってはいないようなので、今後の情報更新にはアンテナを張る必要はありますが、日常使いに関わる手数料は維持の方針のようです。
疑問⑤開設済みのUnion Bankの口座番号などは変わる?
すでに開設している口座については変わるのかどうかも気になるところです。
回答は「未定」とのことです。
口座が変わるのか、デビットカードが変わるのかなどについては未定とのことでした。
ただ、方向性としては変えない方向で調整しているとの回答も!
変わる場合は速やかに顧客には知らせるとのことでしたので、そのまま口座維持をお考えの方は連絡を待ちましょう!
買収で使い勝手向上?Union Bankの今後
Union Bankの買収を巡るニュースから、ユーザーにはどんな影響があるのかを見てきました。
Union Bankは2022年4月ごろにはUSバンクとなりますが、気になる疑問への回答は以下の通りでした。
疑問 | カスタマーサービスの回答 |
日本でも口座開設できる? | これまで通り可能 |
日本語カスタマーサービスは? | これまで通り可能 |
帰国後の口座維持は? | これまで通り可能 |
支店数や手数料は? | 支店数は大幅に増加 手数料は維持の方向 |
開設済みのUnion Bank口座は? | 口座番号が変わるか含め未定 |
実際、Union BankのHPにもこんな記載がありました。
「当行のフロントラインの支店チームと日本語コールセンターはU.S. Bankへ移管し、大切な日系コミュニティーへ向けたサービスを継続していきます。実際には、提供する商品、サービス、およびデジタル機能がU.S. Bankとの統合により強化され、日系のお客さまを含むすべてのお客さまのカスタマーエクスペリエンスがさらに向上します」
「MUFG Bank は、U.S. Bankの重要な少数株主としての地位を保持することになり、米国市場から撤退するわけではありません」
出典:Union Bank
Union Bankの買収後も三菱UFJグループが窓口となるとのことで、これまでのメリットがなくなるのでは?との心配はなさそうです!
Union Bankのメリットなどについてはコチラをご覧ください!
USバンクはデジタル化に力を入れています。
現在、Union Bankのユーザーでも来年4月以降はUSバンクのプラットフォームを活用することができ、銀行とのやりとりがより便利になることも期待できます。
アプリなどが苦手だ、という方でも、支店が増えるほか日本語カスタマーサービスもありますので困ったことは日本語で聞くことができます。
以上を考えると、今回の買収を巡るニュースは一見ユーザーにとってネガティブに映るかもしれませんが中身を見ていくと意外と利便性が向上する、悪い話ではなさそうです。
とは言え、まだ不確定な部分もありますので引き続き情報収集には努めていきます!!
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渡米後はChase銀行開設でボーナスGETも!
Union Bank(US Bank)を開設し、渡米後の生活が軌道に乗り始めたという方は普段使い用の銀行としてChaseのチェッキングアカウントを開設するのをオススメします!
ChaseはJPモルガングループの銀行で事業規模もかなり大きな銀行です。なので支店やATMは全米どの地域でもカバーしているのが強みです。
そんなChaseの銀行口座ですが、なんと開設すると$225もらえます。もちろん、口座開設に費用はかかりません。なのに日本円にして約25,000円がもらえちゃうんです。
これは、新規顧客獲得のためのキャンペーンを期間限定で行っているためです。
$225ゲットの条件は超簡単です。
- 口座を開設(SSNし取得後)
- 給与の振り込み口座に指定
- 開設から90日以内に給与振り込み
以上です!たったこれだけで、$225もらえます。
さらにメリットは、銀行口座を開設しておくとクレジットカードを作りやすくなる可能性があることです。
Chase銀行が発行するクレジットカードの中には、ANAカードよりも倍速(それ以上も)でマイルを貯められる魅力的なカードがいくつも存在します。
ただ、難点はChaseは審査が厳しいんですよね。
でも、銀行口座を作ってChase銀行を取引履歴を積むことでクレジットカードを作りやすくなる可能性があります。あくまで非公式ではありますが、僕も実践し赴任後最初のクレジットカードをChaseで作りました。
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僕が赴任した2021年にはすでに始まっていたキャンペーンです。いつ終わるか分からないので早めに申し込まれることをオススメします!
Union Bankを使わないと手数料がかかっちゃうのでは?と思う方も多いと思いますが、$1500を口座にキープさえしておけば口座維持手数料はかかりませんのでご心配なく!
せっかくの駐在ライフ、もらえるボーナスはもらって貯まったマイルで旅行しちゃいましょう!
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
では、また次回。
皆さんの日々が豊かなものになりますように!
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こんにちは。はじめまして。
気になっていたいたユニオンバンク売却後の情報ありがとうございます。
これまで通り取引できそうで安心しました。
Sasaki様
コメント頂きありがとうございます!お役に立ててよかったです。更新の情報があれば、またアップデートいたしますね!
日本の副業サイトから「海外融資銀行のスキーム」を利用して
数百万の融資を受けた後に返済しないで、完了する。
ので、参加者を募集とありましたが、本当にそんなことが出来
るのでしょうか?
融資先ターゲットは、USA・ユニオンバンク
2021.09 にMUFJと提携しています。
みーと様
コメントありがとうございます!
お尋ねの「海外融資銀行のスキーム」活用による副業の件ですが・・・詳細が分からないので細かいお話は出来かねますが、限りなくブラックに近いお話なのかなと推察いたします。
「数百万の融資を受け、返済せず完了」がなぜ可能なのか?非常に疑問です。海外という話を持ち出すことで相手に妙な納得感を与えるのは詐欺手口の常とう手段でもあります。
例えば一旦お金を誰かに預けるなど、銀行と当人(融資を受けるはずの人)の間に誰か別の人が噛んでいる場合は尚更、詐欺事案のニオイがしますので、慎重に検討なさった方がよろしいかと思います。
と、推測の域を出ませんが以上が私の見解でございます。ご参考になれば幸いです!