どうも!じーこ(@5_to_fire)です!
今回は有名な北米スキーリゾート地の1つ、ユタ州パークシティでスキー/スノーボードを楽しむための方法をシェアしたいと思います。
日本では何度かスノボをしたことがあり、アメリカの冬のリゾートにも興味がありました。でも、日本とは若干仕組みが異なっていて調べて初めて知ったことも多々…。
そこで本記事では、参考にしてくださった方が問題なくスキーリゾートを満喫できるように実体験をご紹介します!
- 初心者でもアメリカのスキーリゾートを楽しみたい!
- スキーだけではなくスノーボードもしたい!
- 良質なパウダースノーを気軽に楽しみたい!
Contents
ユタ州パークシティの基本情報
パークシティは、ユタ州最大の街・ソルトレイクシティの東に位置するスキーリゾートです。
アメリカンロッキーの東側・ワサッチ山脈に位置するリゾートです。
ソルトレイクと言えば、2002年の冬季オリンピックの開催地です。開催地に選ばれるだけあって雪質は申し分ありません。圧雪されていないコース脇に降り積もった雪はパウダースノーで、さすがの一言。
ソルトレイク周辺にはいくつもスキー場があるのですが、中でもパークシティは元々は別々だった2つの大きなリゾート【パークシティ】と【キャニオンズ】がゴンドラで繋がったことで規模が拡大、今では全米最大になったとのこと。
コースの地図を見ると一目瞭然!ゴンドラやリフトが縦横無尽に張り巡らされ、どちらから入っても両方のコースを楽しむことができるようになっています。
パークシティを選ぶうえで僕が重視したポイントは2つ。
1つ目は「初心者にも優しくスノボができること」。
2つ目は「アクセスの良さ」です。
初心者、スノボ…どんなニーズにも対応する豊富なコース!
さすが全米最大。とにかくコースが多いのが特徴で初心者コースも充実しています!
本格的なコースに出る前にスピードが出にくい緩やかで短い練習スペースがあり、完全初心者の妻もほかの人の迷惑になることもなく練習できました。
一方で、ものすごい傾斜の上級コースも豊富にあり、まさにどんな人が行っても楽しめるゲレンデという印象です。
僕が訪れたのは世間はすでにホリデーシーズンの金曜日。そんな時期ではありましたが僕個人は、混雑していて思うように滑れない!というストレスは一切感じませんでした。おそらく、コースが本当に多いのでうまく利用客が分散したんだろうと思います。
コース以外にも重視したのが、スノボができるということ!
調べてみて初めて知ったのですが、アメリカのスキー場の中には、スキーはできてもスノボは認められていないところもありますのでご注意ください!
パークシティでは、日本の多くのスキー場と同じように「友人はスキーだけど自分はスノボをしたい…」という人でも何の問題もなく楽しむことができちゃいます!
せっかくなので僕が調べてみた結果をシェアします!変わっている場合もありますので、実際に行かれる際にはご自身で確認をお願いいたします。
州 | リゾート | スノボできる? |
---|---|---|
ユタ | パークシティ | |
ユタ | アルタ | |
ユタ | ディアバレー | |
コロラド | ヴェイル | |
コロラド | アスペン | |
コロラド | ビーバー・クリーク | |
バーモント | マッド・リバー・グレン |
僕が調べた限りでは、「ユタ州アルタ」、「ユタ州ディアバレー」、そして「バーモント州マッド・リバー・グレン」の3カ所が現在、スノボを認めていないゲレンデのようです。
スノボが禁止されているのは、スキーに比べて歴史が浅いことが理由の1つとのこと。若者のスポーツという印象が強く、伝統的なスキー場で禁じられている傾向があるようです。
参考サイト①:FamilySkiTrip.com
参考サイト②:SNOWBOARDINGDAY.com
最大の魅力はアクセスの良さ!
僕が2つ目に重視した点は「アクセスの良さ」です。
北米には魅力的なスキーリゾートがいくつもあります。そんな数ある有名スキーリゾートの中でもパークシティは、ソルトレイクシティ国際空港(SLC)から車で40分程度の距離にあります。
スキーリゾートは当然、山間にありますのでアクセスが悪いところが多いのです…。上記の表でリストアップしたスキーリゾートで比較してみました。
州 | スキーリゾート | 最寄り空港からの所要時間 |
---|---|---|
ユタ | パークシティ | ソルトレイクシティ国際空港 |
ユタ | アルタ | ソルトレイクシティ国際空港 |
ユタ | ディアバレー | ソルトレイクシティ国際空港 |
コロラド | ヴェイル | デンバー国際空港 |
コロラド | アスペン | デンバー国際空港 |
コロラド | ビーバー・クリーク | デンバー国際空港 |
バーモント | マッド・リバー・グレン | バーリントン国際空港 |
初期の計画段階ではコロラド州を検討していたのですが、空港からのアクセスが悪く決めあぐねていました。
レンタカーがあればなんてことはないのですが、費用がかさむし滞在中はホテルステイとスノボがメインになることが分かっていたので、往復のためだけに借りたくない…。
そんな時に見つけたのがパークシティでした。
空港からパークシティまではLyftで往復あわせて$100程度でした(時期や時間帯によって変わります)。数日間滞在するなら尚のこと、レンタカーを借りるよりも安上がりです。
- 初心者でもアメリカのスキーリゾートを楽しみたい!
- スキーではなくスノーボードをやってみたい/楽しみたい!
- 良質なパウダースノーを気軽に楽しみたい!
パークシティでスキー・スノボを楽しむ!
ここからは、パークシティでスキー/スノボをしたいけどどうすればいいのか分からないという人のために、体験をシェアしたいと思います。これを読んでいただければ、問題なく楽しめるはずです!
リフト券を購入
スキー/スノボの日程が決まったら、早めにリフト券を購入しておきましょう!リフト券は公式HPにて購入可能です。価格は率直に言って非常に高い…!某有名テーマパークよりも高いとは驚き。。
ただし、公式でも早めに購入すればその分安くなります!
参考として、本記事執筆時の12月27日を軸にどのくらい価格が変わるのか検証してみます。13歳~64歳の大人料金を表示しています。
購入のタイミング | 1人あたりの価格 |
---|---|
3日前(12月30日想定) | $241 |
6日前(2023年1月2日想定) | $200 |
7日前(1月3日想定) | $182 |
2週間後(1月10日想定) | $182 |
1カ月後(1月27日想定) | $182 |
2カ月後(2月27日想定) | $182 |
3カ月後(3月27日想定) | $233 |
2022/2023シーズンの場合、2月末までは当日の7日よりも前に予約すればお得にリフト券が購入できることが分かりました。3月後半になると、3カ月前とは言え値段が跳ね上がります。シーズン的に最も降雪量が多いシーズンなのでしょうか。
とは言え、3月に予定されている方も早めに購入することで直前よりは安くなるはずですし、1日ごとに数を制限しているようなので、計画されている方はリフト券だけでも先に購入されることをオススメします。
リフト券の受け取り方法
リフト券の受け取り方法は2つあります。
当日9日以上前に購入した場合 | 自宅に郵送 |
当日から9日を切っている場合 | 現地で受け取り |
当日まで9日以上前と余裕をもって購入された場合は、指定した自宅住所にリフト券が郵送されます。なので、到着後すぐにリフトに乗ることができます。
一方で僕のように当日まで9日を切った直前に購入した場合は、現地の「the Express Lift Ticket Pickup」という窓口に行って直接受け取る必要があります。
その窓口がどこにあるのか…どこにも情報が載っていないのですが、要は当日券を販売している窓口のことです。
僕はキャニオンズ・ビレッジを利用したのですが、ゴンドラエリアの近くに販売窓口があります。赤い建物なので分かりやすいかと思います。係員の方にメールで送られてきたバーコードを読み込んでもらえれば、難なく受け取ることができました。
僕の場合は提示は求められませんでしたが、本人確認のIDが必要との記載がありました。
リフト券を受け取ってそのままスキー/スノボをしたいのにID所持は邪魔だな…という方に朗報!
もし前もって現地に到着されるスケジュールを組まれているのであれば、前日の窓口が空いている時間帯(夕方5時ごろまで)に行けば受け取ることができます。
リフト券の提示方法
リフト券を受け取られたら、次は使い方です。こちらもキャニオンズ・ビレッジのケースでご説明します。
最初のリフトかゴンドラに乗る際に提示が求められます。提示と言っても係員がバーコードを読み込むだけで、係員曰く「バーコードを外側にしていれば、ポケットの中でも問題ない」とのことでした。
キャニオンズ・ビレッジの場合は「Red Pine Gondola」や「Orange Bubble Express lift」に乗る前に1度だけ提示するのみです。それがゲレンデへの入場確認という形で、以降のリフトやゴンドラには提示は不要です。
ちなみに、「Frostwood Gondola」はリフト券なしで乗れるゴンドラです。(上記マップをご参照ください)麓のホテルに宿泊されている方は、この無料のゴンドラに乗って受け取り窓口まで行くことができますので便利です。
レンタルは事前予約で安く!
リフト券と同様、器具のレンタルも事前にオンライン予約すると安くなるケースがあります。
僕が利用した「Aloha Ski and Snowboard」というレンタルショップの場合、事前予約すればデポジットの支払いが必要ですが20%OFFで借りられました。
ショップによって多少の違いはありますが、基本的には「スキー/スノーボード」と「専用ブーツ」が1つのパッケージです。追加料金を支払うことでヘルメットが借りられます。
手袋やゴーグルなどはパッケージに含まれていませんし、ショップによってはそもそも用意がなく借りることもできませんのでご注意ください。(Alohaでは借りられません)
ウェアは自前が基本。借りるなら事前に予約を!
もう1つ、日本との違いに戸惑ったのがウェアのレンタルです。
アメリカのスキーリゾート全体に言えることかわかりませんが、日本と違ってウェアのレンタルが一般的ではないようです。
僕のような初心者は、自前でウェアを持っているはずもなくレンタルするものだとばかり思っていたのですが、直前になって器具と一緒にレンタルできないものだと知って焦りました…。
調べた結果、パークシティでレンタルする場合は2つの選択肢がありそうです。なお、我が家は結局Amazonで安いウェアを調達したため、ご紹介する2つの方法を試してはいませんのでその点だけご了承ください。
- 「Jans」というショップを利用する
- デリバリーレンタルサービス「Kit Lender」を活用する
「Jans」というショップを利用する
「Jans」では男女ともにジャケット、パンツそれぞれ$28/日で借りられます。スキーやスノボの一式もここで借りられるので、近いホテルに宿泊される方であれば非常に便利かと思います。
「Jans」まで離れたホテルに滞在している人は、レンタカーでもない限り不便と言わざるを得ないのがデメリットです。
Jansのメリット
- 低予算で借りられる
- 自宅から持っていく荷物が少なくて済む
デメリット
- レンタカーなど足がないと不便
デリバリーレンタルサービス「Kit Lender」を活用する
パークシティに限らず、レンタルウェアを届けてくれる「Kit Lender」なるサービスがあることを初めて知りました。知った時にはすでに2日前で間に合わなかったので活用しませんでしたが、意外と便利かもしれません。
仕組みはシンプルで、レンタル用品を使いたい州と町、期間を入力して検索。借りたい商品を選んで決済するだけです。
直前の場合は配送に費用がかかりますが、2週間以上先などの場合は無料で滞在先ホテルまで届けてくれるのでわざわざ現地で借りに行く手間が省けます。
さらに上下ウェアだけのセットや手袋・ゴーグル付き、さらには子ども用などなど選択肢が非常に多いのも特徴です。必要なものとコストを天秤にかけながらゆっくり選んで、あとはホテルに行くだけ。
ただし、短期間だけ借りたい!という人には不向きなサービスかと思います。
借りたい日の前日には届き、翌日に返却するという仕組みのため、最低3日間のレンタルが必要になります。実際は1日しか使わないのに3日分の費用がかかるので、期間が短ければ短いほど割高感が増すことに…
返す際には箱に入れて郵送するだけとのことですが、個人的にはこれも不慣れな土地では割と面倒だなという気もします。
「Kit Lender」のメリット
- 手袋、ゴーグルなど一式揃えられる
- 子ども用など選択肢が豊富
- 宿泊予定のホテルに直接届けてくれる
デメリット
- 10日ほど先でないと無料配送にならない
- 1日だけ使いたい場合は割高
- 送り返す手間がかかる
ちなみにリフト券の受取窓口近くにはロッカーもあります。ただし有料かつ数も少ないので、可能ならホテルで着替えを済ませた状態で臨むのがベストかと思います!
ここまで揃えばあとは楽しむだけ!
リフト券と器具、ウェアさえ整えばあとは当日思いっきり楽しむのみ!
雪質の良さにとことんこだわりたい人にはコロラド州アスペンなどが人気ですが、気軽にアメリカの冬のリゾートを体験してみたい、満喫したいという人には打ってつけのリゾート地間違いなしです。
何といってもパークシティはソルトレイクシティ国際空港から約40分と非常に近いため、当日午前中から早速楽しむことだってできちゃいます。
リフトで山の上までのぼった先には、非日常を存分を味わえる絶景が広がっています。ぜひ、体験してみてはいかがでしょうか?寒いのが苦手という方には夏の訪問もオススメだそうです。夏に訪れてハイキングなどもいいですね~!
では、今回はここまで。皆さんの日々がますます豊かなものになりますように…!