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10年連続増配ETF「VIG」の5つの魅力 将来的には高配当も夢じゃない⁉︎

この記事の内容
  • 「VIG」は米国で10年連続増配している企業で構成されるETF。
  • 景気敏感株の「金融」や「IT」の構成比率低く、下落相場に強い傾向。
  • 配当&値上がり益が期待できるが、現状の配当利回りは高くない。
  • 攻めすぎない投資法が好みの方にはオススメ!

皆さん、こんにちは。

サイドFIRE(Financial Independence Retire Early)を目指すじーこ(@5_to_fire)です!

今回は「米国株」の中でも連続増配企業ばかり集めたETF「VIG」について解説していきます。

過去に解説した高配当ETF「SPYD」とはどんな違いがあるのか?も見えてくると思います。

じーこ
じーこ

僕は今月、VIGへの投資を始めました!

結論から言えば、「VIG」は将来性底堅さを兼ね備えた優良と言えるETFです。

経費率やメリット・デメリットなどを知った上で、自分の投資スタイルに合うかどうか参考にしていただけたら幸いです。

「VIG」の基本情報を知ろう!

名称バンガード米国増配株式ETF
ティッカーVIG
(ヴイ・アイ・ジー)
運用会社バンガード
設定日2006年4月27日
構成銘柄数268
(2021年9月30日現在)
経費率0.06%
直近配当金額$0.6995
直近配当利回り1.70%
参照:Bloomberg(2021年10月29日現在)

正式名称は「バンガード米国増配株式ETF」と言います。

その名の通り、10年連続で増配(配当金額がUP)している企業にまとめて投資できるETFです。ただし、REIT(不動産)分野は除かれています。

設定日は2006年で、コロナショックやリーマンショックなども経験しています。

「VIG」組み入れ銘柄 上位10社の顔ぶれ

「VIG」に組み入れられている銘柄は計268社です。(2021年9月30日現在)

上位10社がコチラ!

出典:Bloomberg

時価総額をベースに投資配分が決められ、上位10社で実に全体の30.72%を占めています。

聞きなれない会社の補足説明をすると・・・

  • ユナイテッド・ヘルス:医療保険やヘルスケアサービスを提供。世界最大のヘルスケア企業。
  • ホーム・デポ:全米最大のホームセンターチェーン。
  • コムキャスト:ケーブルTVやブロードバンドを手掛ける。
  • アボットラボラトリーズ:製薬・ヘルスケア企業。世界で初めてHIV血液検査薬を開発
  • ペプシコ:言わずと知れた「ペプシコーラ」の会社。

日本でもお馴染みの日用品メーカー「P&G」の増配年数は2021年現在で65年です。65年間も連続で増配している企業は日本にはありません。

こうして見ると、近年の株価上昇に大きく貢献している「勢いのIT」というより、実績十分で財務が健全な企業がメインだということがお分かり頂けると思います。

GAFAMと呼ばれる巨大IT企業の中で「VIG」に組み込まれているのはMicrosoftのみです。

Apple以外はそもそも配当を出していないので今後少なくとも10年は組み入れられることはありません。

高配当ETF「SPYD」とは違う投資セクター

「VIG」ではそもそも「不動産セクター」は除外されています。

一方、高配当ETFとして人気のある「SPYD」の投資先セクターは以下の通り、「金融」や「不動産」セクターがメインです。

SPYDのセクター割合 出典:ステートストリート社(SPYDの運用会社)

金融、不動産などは一般的に景気に敏感な分野です。つまり、景気に左右されやすいということ。

好景気にはこうしたセクターがグイグイと引っ張る一方、景気後退期には下落幅もそれだけ大きくなります。

トータルリターンで見る「VIG」

トータルリターンという視点で見てみると、こんな感じ。

3ヵ月3.88%
1年32.59%
3年19.56%
5年17.05%
参照:Bloomberg(2021年10月29日現在)

特にこの1年のトータルリターンはすごいですね。

この10年、アメリカ経済が好調で右肩上がりが続いていただけにほかの米国ETF同様、出来すぎな印象ですね。

投資すべき?「VIG」5つの魅力から考える

「VIG」の基本情報を押さえた上で、投資すべきかどうかを考えるために魅力から考えてみます!

僕が考える「VIG」の魅力は次の5点です。

  • 財務健全な企業に投資できる
  • 手数料が安い
  • 値上がり益も期待できる
  • 将来的に「高配当」になる可能性も
  • 下落相場に耐性あり

VIGのメリット① 財務健全な企業に投資

「VIG」の投資対象は、10年連続増配の企業です。

構成銘柄トップ10を見ても分かるように、新興でノリにノッている企業というよりは知名度も実績も十分な成熟企業がメインです。

配当=企業の利益を株主に分配

ということを考えれば、VIGの投資先企業は毎年しっかりと利益を生み出して株主に還元しているということになります。

利益を安定して上げ続ける財務健全な企業を自分で見極めなくても投資できるのは大きなメリットと言えます。

VIGのメリット② 手数料が安い

「VIG」の経費率は0.06%です。ものすごく安く、非常に良心的

ネット証券を活用すれば、本当に必要最低限の手数料で「VIG」への投資が可能になります。

特に長期での投資を前提に考えると、「高い手数料」は天敵以外何ものでもありません。

「手数料は安ければ安い方がいい!」は鉄則です。

VIGのメリット③ 値上がり益も期待できる

「VIG」は配当=インカムゲインだけでなく値上がり益=キャピタルゲインも期待できる優良なETFです!

チャートを見るとよく分かります。

出典:Bloomberg 【オレンジ】VIG 【青】VOO

みんな大好きS&P500に連動するETF「VOO」と比較したものになります。

2021年に入って以降は、VOOに徐々に差をつけられてはいますがコロナショックからの立ち直りなどはお見事

VOOと差がついているのは、VIGには含まれていないAmazonやApple、テスラなど巨大新興企業がS&P500を押し上げているからです。

高配当で人気の「SPYD」と比べるとより分かりやすいです。

出典:Bloomberg 【オレンジ】VIG 【青】SPYD

どちらが右肩上がりか?は明らかですよね。

今後もVIGの株価が上がるの?

という疑問への答えは、「保証はできないけど十分に可能性はある」となります。

VIGの組み入れ条件は「10年連続で増配している企業」です。

これまで9年連続で増配を続けていて、VIGの仲間入りまであと一歩に迫っている企業の中にはApple、クレジットカードでお馴染みのMaster Cardなどがあります。

こうした企業が晴れて仲間入りを果たせば、株価の上昇が大いに期待できます。

VIGのメリット④ 将来的には「高配当」になる可能性も

直近の「VIG」の配当利回りは1.71%です。

長期投資という視点で考えると今後、「高配当化」していく可能性があります。

根拠はこれまでの分配金の推移です。

2011年から2020年までの「VIG」の分配金の推移をみると、右肩上がりなのが分かります。

この10年で分配金は2倍に!コロナショックに見舞われた2020年でも増配している事実は何とも心強いですね!

今後10~20年と経った時には高配当となっていることも夢じゃない!!と思わせてくれるETFです。

VIGのメリット⑤ 暴落相場に耐性がある

5つ目のメリットは、暴落相場での強さです。

下のグラフは「VIG」と「S&P500」指数を示したものですが注目はコロナショックの際の下落幅です。

参照:楽天証券

オレンジS&P500が-19.6%だったのに対し、「VIG」の下落幅は-17.2%でした。

2009年のリーマンショックの際にも、S&P500が-51.0%も下落したのに対し、「VIG」は-41.1%でした。

VIGS&P500
コロナショック
(2020)
−17.2%−19.6%
リーマンショック
(2009)
−41.1%−51.0%

S&P500とこれだけの差ができる理由は、組み入れられている銘柄の違いです。

「VIG」には景気に左右されやすい新興のIT企業や不動産セクターが含まれていないことなどが要因で下げ幅が小さくなったというわけです。

攻めの投資ではなく、底堅くいきたい!という方は候補に入れても良いETFだと思います。

オックスフォードキャピタルレター

人気の高配当ETFにもデメリットはある!

連続増配が魅力のETF「VIG」のデメリットは以下の通りです。

  • 現時点では決して「高配当」とは言えない
  • インデックス投資の方がリターンが大きくなる傾向

「VIG」はまだ高配当ではない

「VIG」の直近配当金額は$0.6995、配当利回りは1.70%となっています。

配当利回り1.70%は決して高くありません。むしろ低いくらい。

「SPYD」や「VYM」など高配当をウリにするETFと配当利回りだけを比べると2分の1程度です。どうしても見劣りしてしまいますよね。

「配当は高くてナンボでしょ!」「ETFは高配当一択でしょ!」という方は「SPYD」などの方が実感がわきやすいかと思います。

インデックス投資の方がリターンが大きくなる傾向

連続増配の優良企業にまとめて投資できるのが魅力の「VIG」ですが、トータルリターンという点でみるとインデックス投資に劣る傾向があります。

3カ月1年3年5年
VIG3.88%32.59%19.56%17.05%
VOO
(S&P500)
4.81%42.45%22.13%18.82%
参照:Bloomberg(2021年10月29日現在)

インデックスの代表格、三度登場のS&P500に連動するVOOと比較するとその差は歴然

特にこの1年のトータルリターンの差は10%近くとかなり大きいものになっています。

じゃあインデックス投資の方がいいじゃん!という意見もありますが、この辺りは好みや投資の目的にもよるのかなと思います。

インデックスの代表格「S&P500」についてはコチラの記事で解説していますのでよかったらどうぞ!

「VIG」へのオススメ投資方法

ここからはVIGへの投資方法について解説していきます。

日本在住の場合とアメリカ駐在の場合に分けてお伝えします。

日本で「VIG」に投資するなら楽天証券がオススメ!

「VIG」はアメリカのETFですが、日本でも投資が可能です。

証券会社なら

楽天証券を使うメリット
  • 業界最安水準の手数料
  • 「VIG」はもちろん投資信託やETFの選択肢が多い
  • 楽天ユーザーならポイントが貯まりやすい

Rakutenで買い物する人やRakutenカードを普段使っているという方であれば尚更です。

間違っても証券会社や銀行の窓口で口座を開設しないようにしてくださいね!金融機関で勧められるのは手数料がものすごく高いものばかりです…。

アメリカ駐在は手数料なしのネット証券を!

アメリカ駐在の方は、アメリカのネット証券を開設すれば簡単に「VIG」に投資できます!

選ばれる際には以下の点に特に注意してみてください。

  • 手数料は無料か
  • 日本帰国後も維持できるか

僕は上記の条件を満たす「Firstrade証券」で口座を投資しています!

手数料無料を最初に打ち出しただけあってETFはもちろん、投資信託などの手数料も無料です。

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底堅い投資を目指すなら「VIG」は1つの選択肢!

「VIG」の魅力とデメリットについて解説してきました。

現時点では、高配当とはとても言えないものの分配金はこの10年、右肩上がりです。将来的には高配当ETF!なんて呼ばれている日が来るかもしれません。

  • 攻めすぎた投資をしたくない人
  • 今というより将来的に配当をしっかり得たい人
  • 配当という不労所得で投資へのモチベーション維持をしたい人

こんな人には「VIG」が向いているだろうと思っています!

僕は将来性や堅実性を信じ、「VIG」への投資を今月から始めました。推移については毎月の資産運用報告でしていきますね!

では、また次回。

皆さんの日々が豊かなものになりますように!

 

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