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ゲーム産業ETF「HERO」が面白い3つの理由 セミリタイア目指すなら投資はアリ?

つみたてNISAでS&P500に投資しているんだけどETFも同じでいいのかな?

自分が好きな分野や応援したい分野に投資したいけど企業を選ぶのは大変!

実は、米国ETFなら自分の好きな分野やこれから来るぞ!と将来に期待できるジャンルごとに投資できるものがあります!

それは「テーマ型ETF」と呼ばれる商品です。

じーこ
じーこ

トレンドを捉えて、将来に投資するのも面白い!

ということで!

不定期連載として、面白いテーマ型ETFをご紹介していこうと思います!

第1回目の今回は、ゲームがテーマのHERO(ヒーロー)というETFです!

この記事、こんな人におススメ!

投資信託の次に米国ETFへの投資を検討している人。

米国ETFの中でもS&P500連動などとは別のものを探している人。

セミリタイアを目指すうえでHEROへの投資がありかどうか知りたい人。

最近では、ネット証券や大和証券などから日本でも投資できるものが増えてきました!

投資先がS&P500ばかりに偏っている…という方は分散という意味でも候補にはなりうるETFだと思います。

米国ETFは「テーマ」で選ぶと面白い!

つみたてNISAなど、コツコツつみたての投資を始めた人が増えてきた昨今。

まだ投資資金に余裕があるんだよな…という人がたどり着く1つの答えが米国株ETFです。米国ETFの中でもS&P500など堅調なインデックスファンドに人気が集まる一方で、認知度を高めてきているのが「テーマ型」ETFです。

「テーマ型」ETFってなに?

SPYやVOOなど定番のETFがS&P500という指数に連動するファンドであるのに対し、テーマ型ETFはある特定の業種などに絞った企業に分散投資するものです。

コチラは、日本でも購入できるテーマ型ETFの一部です。

出典:GLOBAL X JAPAN

例えば「ゲノム」の研究・開発をする企業を集めたETFや「AI、ビッグデータ」でまとめたものもあります。再生可能エネルギーeコマースなども興味深いですよね。

共通して言えるのは、これからの世界の中心になりうる可能性を秘めたテーマが多いということです。

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ゲーム業界の未来に投資する「HERO」とは?

ゲーム産業への投資ができる「HERO」の基礎情報はコチラです。

ファンド概要ビデオゲームの開発
eスポーツリーグの運営
AR・VRハードウェアの製造を行う企業等への投資を目指す
設定日2019年10月25日
純資産$568,944,300.40
=約627億円
基準価格$30.74
=約3,388円
経費率0.50%
経費控除後の利回り0.08%
分配金の頻度年2回(6月、12月)
2021年9月2日現在

設定日を見ていただくと分かる通り、まだ「若い」ETFです。ここは評価が分かれるところかなと思います。

経費率は0.50%ということで、S&P500インデックスファンドのVOOなどに比べると割高感があります。

利回りも1%未満なので期待できるほどのものではありません。

でも、この「HERO」は長期的にみれば大きな可能性を秘めているとしてにわかに注目を集めています。

「HERO」の組み入れ上位10社を見てみよう!

注目を集める「HERO」にはどんな企業が組み入れられているのか見てみましょう!

企業名組入割合概要
SEA LTD-ADR8.01シンガポールのインターネット企業。オンラインゲームマーケットGarena、e-コマース・プラットフォームShopee、デジタル金融サービスAirPayを運営。
NVIDIA CORP7.63アメリカの半導体メーカー。
ゲーミングPCの半導体のほか、自動運転の半導体などを開発。
ELECTRONIC ARTS INC6.21アメリカのゲームソフト大手。
ソニー「プレイステーション3」、マイクロソフト「Xbox360」、任天堂「Wii」などのビデオゲーム機などに対応するソフトウエア、オンラインゲームの開発と販売を行う。
ACTIVISION BLIZZARD INC5.36アメリカのゲームソフトウェア開発会社。
マイクロソフト「Xbox one」と「Xbox 360」、任天堂「wii u」と「wii」、
ソニー「PS3」と「PS4」向けのゲームソフトを提供する。
NINTENDO CO LTD5.29日本が誇る任天堂です。
ゲーム機ハード、ソフトで総合首位。海外シェアも高い。
KONAMI HOLDINGS CORP5.13こちらも日本が誇る企業です。
ゲームソフトやアミューズメント機器の製造・販売、
スポーツクラブの運営などを手掛ける。
NETEASE INC-ADR5.03オンラインサービスを提供する中国のテクノロジー会社。
グローバルで最大規模のビデオゲーム会社の1つ。
PCゲーム・モバイルゲームの開発・運営など多数の事業を保有。
UBISOFT ENTERTAINMENT4.48フランスに本社を置くコンピュータゲームの開発・販売会社。
NEXON CO LTD4.31韓国発のPCやモバイル向けのオンラインゲームの開発及び配信をしている企業。
TAKE-TWO INTERAC4.28テレビゲームと周辺機器を開発・製造・販売するアメリカの企業。
出典:GLOBAL X JAPAN(9月3日時点)

上位10社で55.73%を占めています。

特徴として勢いのある企業に割合が割かれる方式なので、上位10社はコロコロと入れ替わります。勢いのない企業に多くの割合を投資することを避けられるという点では安心材料ですね。

任天堂やコナミなど日本のゲーム業界をけん引してきた企業が名を連ねているのは本当に誇らしい!

「HERO」の投資先 国・地域別で見ると?

続いては国・地域別にみてみましょう!

最も多いのはアメリカ企業ですね。日本は2番目です。何度も言いますが、誇らしいですね~!

そのほか、韓国や中国、シンガポールといったアジアからスウェーデン、フランスなど幅広いのが分かると思います。割合に偏りはあるため、完璧な分散とまではいきませんが投資先がアメリカ一辺倒だ!という方には検討の余地ありといったところでしょうかね。

ゲーム業界に疎い僕は、今やこんなにも産業として世界に拡大しているのか!と驚きました。

チャートで見る「HERO」

どれだけ面白そうなETFでも伸びていなければ投資しにくいですよね。ということでチャートをご用意しました!

最高値からは落ち着きつつありますが、開始以来順調に伸びてきている印象ですね!直近の6月と去年12月には【D】とあるように分配金も支払われているのが分かります。

とはいえ、 2019年10月に設定されたばかりのETFなのでデータとしては不十分だということは理解しておく必要があります。

チャートで注目すべきは、伸び始めたポイントです。

「HERO」が面白い!3つの理由

「HERO」が注目を集めている理由は、「eスポーツ」の存在です。

eはエレクトロニクスを指しています。つまり、スポーツ競技としてのゲームということです。

eスポーツを軸に僕が考える「HERO」の面白さは以下の3つです。

  1. 世界と繋がる“共通言語”としての一面
  2. 伸び続ける競技人口
  3. 拡大するeスポーツ市場

世界と繋がる“共通言語”としての一面

「HERO」の株価が伸びた時期と合致するのは、新型コロナウイルスの感染拡大です。

リアルでのスポーツイベントは軒並み延期・中止となり、eスポーツのイベントもその煽りを受けました。ただ、オンラインでできる=元々無観客で成り立つという強みがコロナ禍でより評価された印象があります。

オンラインで世界中のプレイヤーと対戦・協力できるゲームはまさに“共通言語”の一面も持っているということにほかなりません。言葉の壁を越え、文化の壁を越えていく強さは、今後の期待につながる大きな要素です。

伸び続ける競技人口

「HERO」の可能性を占う上で重要な新しいスポーツの形の「eスポーツ」。競技人口が伸び続けることが予想されています。

日本で暮らしていると、「え?そうなの?」と思うかもしれません。なぜなら、日本の競技人口は約400万人と世界の中ではかなり低い水準にとどまっています。

ただ、世界に目を向けてみると約1億3000万人以上とも!日本の人口全員がプレイヤーでも足りないくらい、すでに競技人口がいるのです。僕が住むアメリカではすでにeスポーツのプレイヤーの育成が進んでいます。

伸び続けているのは競技人口だけではありません観客=スポーツでいうファンの数も増えていく見込みです。

オランダの調査会社「Newzoo」は、2021年現在で4億7000万人ほどいるとされる観客数は2024年には5億7000万人に増えるだろうとの調査結果を公表しています。

2022年に中国・杭州で開催されるアジア競技大会では正式なメダル競技に決まるなど業界にとっては追い風となる条件が出始めています。

オリンピックの正式種目も目指しているそうですが、こちらはちょっとまだハードルがあるのが現状です。

とはいえ、僕が子どもの頃は「家で友達と遊ぶもの」だったゲームはこの20年ほどで世界を舞台に大きな賞金を懸けてプレイヤーたちがしのぎを削る業界にまで発展したというのは何とも言い難い凄みがあります。

じーこ
じーこ

通信ケーブルを持っている友達は、神様的な存在でした!笑

拡大するeスポーツ市場

競技人口が増えることは、市場の拡大を意味します。

国内で「HERO」を運用しているGLOBAL X JAPAN社のHPには・・・

2019年から2020年にかけ、マーケットは20%超成長、ハリウッドやプロスポーツを超えUSD1,750億となり、2023年までには2,000億の市場規模となることが予想されています。

https://globalxetfs.co.jp/funds/hero/

と記載され、市場規模拡大への期待が伺えます。

 

さらに興味深い調査結果もあります。

PwCというコンサル会社が2020年6月から8月にかけて世界のスポーツ産業界へのアンケートを実施しました。以下がその結果です。

「今後収益増加が見込まれるスポーツ」という項目では、世界で根強い人気を誇るサッカーやバスケを押しのけてeスポーツがワンツーフィニッシュを決めています。

興味深いのは、これが「ゲーム産業」へのアンケートではなく「スポーツ業界」へのアンケート結果だからです。すでに世界のスポーツ業界もeスポーツを「スポーツの1種」と位置づけ、爆発力を評価していることになります。

スポーツ業界が評価しているということになれば、リアルスポーツとの融合など可能性はさらに広がり、個人的にはどんな未来が来るのか非常に楽しみです。

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テーマ型ETF「HERO」の懸念点

「HERO」の懸念点として挙げられるのはETFとしてのまだ生まれて間もないため、実績データが不十分だという点です。

「HERO」の基準価格を押し上げているのはeスポーツですが、ゲーム産業のETFは実はほかにもあります。多くは日本国内の証券会社ではまだ購入できません。

そのため日本の証券会社を通じて投資を検討するうえで選択肢は「HERO」しかないというのが現状ですが、ゲーム産業のETFと言えば「HERO」と世界的に認知されているかどうかは微妙なところです。

投資先の選択肢を増やしたい!という方はアメリカの証券会社「Firstrade」の開設がオススメです。日本にいながらでも開設できる口座があるためです。

アメリカ駐在の方も興味がある方は開設だけでもしてみると色々な情報に触れられます!

セミリタイア(サイドFIRE)にHEROはアリ?

面白い理由と懸念点を踏まえ、セミリタイア(サイドFIRE)を目指す上で「HERO」はアリなのかを考察してみます。

個人的な結論から言えば、「コアにはなり得ない」「投資するなら楽しむ余裕があるくらい少額で」となります。

セミリタイアを目指す場合はS&P500など堅調な指数へのインデックスファンドをメインにすべきだと考えていますし、大方の意見も同じだと思います。なぜなら、長い歴史で見た時に、「長期で投資し続ければ4~7%の利回りに落ち着く」というデータの裏付けがあるためです。

過去がそうだったからと言って、未来もそうなるとは限りませんが長期で投資し続けることに対し自分が納得できるかどうかは重要です。

その点を考えるとゲーム産業へのテーマ型ETF「HERO」への投資のデータ不足は個人的にはやはり気になる部分ではあり、コア(核)となる投資先にはなり得ないなと考えています。

一方で、今後期待できる要素があるのはすでに解説した通りです。

業界全体の動向やeスポーツの進化の行方を「楽しむ」余裕があるくらいの資金を投資するのであればアリかなというのが僕なりの結論です。

僕自身はまだコアの投資に資金を割けていないので、コアを作ってから検討したいと思っています!

「HERO」への投資方法を解説

ゲーム産業へのテーマ型ETF「HERO」の懸念点を理解したうえで、投資をしてみようかなと思っている方のためにどの証券会社なら投資できるかを調べました。

結果は以下の通りです。

証券会社「HERO」への投資
楽天証券
SBI証券
マネックス証券
大和証券
DMM証券
LINE証券

楽天やSBI、マネックスに加えて「HERO」を運用するGLOBAL X JAPANをグループにもつ大和証券で投資が可能となっています。

HERO以外の投資も考慮するとネット証券の方がバリエーションが多く手数料が安い傾向にあるのでオススメです。

楽天経済圏なら楽天証券、Tポイントなどを貯めている方はSBIといったようにご自身の生活スタイルに合わせて開設されるのが良いと思います。

まとめ:ゲーム産業ETF「HERO」は少額投資ならアリ

米国のテーマ型ETFの中でもゲーム産業への投資となる「HERO」について解説しました。

「HERO」が面白い3つの理由は以下の通りです。

  1. 世界と繋がる“共通言語”としての一面
  2. 伸び続ける競技人口
  3. 拡大するeスポーツ市場

コロナ禍で多くのイベントが軒並み中止・延期となる中、オンラインで無観客でもできる競技としてのゲーム、eスポーツへの評価が高まっています。

ゲームという世界での“共通言語”を背景にして、eスポーツは競技人口も市場も拡大を続けています。今後、世界の大きな大会などでも正式種目として選ばれるなどの動きが出始めるとより拡大を見込める市場となります。

日本の任天堂なども上位に食い込むゲーム業界の将来に期待したい!という方は、候補に入れるのは個人的にはアリだと思います。S&P500にしか投資していないという人にとっては、国の分散にもなりますし値動きも違うためです。

一方で、ETFとしての「HERO」は設定日が2019年と最近です。投資を考えるうえでは、今後どういう値動きをするのかデータが不十分といった懸念があることも理解しておく必要があることはお忘れなく!

以上の点から、セミリタイアを目指している方であれば「HERO」への投資はコアにはならない、そして資金も楽しむくらい少額がベストというのが現状の僕の考えです。踏ん切りつかない答えですが、投資なんてそんなもんです。笑

参考になれば幸いです!では、また次回!

皆さんの日々が豊かなものになりますように!!

 

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